『牧草をたくさん食べよう』が今回のテーマです。
以前のブログ『うさぎさんに牧草は必要か?』を読んで頂いた方は、牧草の必要性については、ご理解頂けたかと思います。
「いやいや、牧草が必要なのは分かったけど、ウチの子はそもそも牧草を食べてくれないです。」
なんて声が聞こえてきそうです。
聞こえてきそうなので、今回のテーマを皆さんと一緒に考えていきましょう。
はじめに、「食べない」の定義が人によってかなり違うと思うので、統一しましょう。
ここで言う「食べない」とは、ほとんど手をつけない、減っていない事を指します。
そもそも、牧草を残さずキレイに食べる事はまずありません。
私の「食べている」とは、あげた牧草が、2割程度減っていれば、食べていると判断します。
全然減らないから、次の牧草を追加しないなんて事がない様にしましょう。
まず牧草を食べない子には、どのような要素があるのでしょう?
1.牧草以外のご飯が多い
2.食べづらい
2-1.置き方・置き場所
2-2.うさぎさんの体の異変
3.食べる習慣がない
4.そもそもキライ
以上のような要素が挙げられると思います。
それでは、1つずつ考えていきましょう。
1.牧草以外のご飯が多い
飼い主様のさじ加減の部分が大きいので、すぐに改善可能です。
「美味しいご飯が食べれなくてかわいそう」と思われるかも知れませんが、うさぎさんの事を想うのであれば、心を鬼にして、改善していきましょう。
ここで改善の際の注意点ですが、いきなりペレットやおやつの量を減らすのではなくて、徐々に減らしていきましょう。
いきなり減らすと、いつも貰えていたものが貰えないので、かなりストレスがかかります。
あくまでも、徐々にでお願いします。
2.食べづらい
2-1.置き方・置き場所
うさぎさんが牧草を食べづらいと感じる原因は、牧草の置き方や置き場所が原因の場合があります。
例えば、牧草用のフィダーなどに牧草を入れていると、壁にかけてある事が多いので、食べ辛さを感じていたり、引っ張らないと食べれなかったりして、食べるのが面倒になり、あまり食べなくなる子も少なくありません。
この場合は、床にドサっと牧草を置いてみたり、箱を用意してこの中にドッサリ入れて置いたりすると、その中から好きな部分を選んで、食べるようになったりする場合もあるので、お試し下さい。
2-2.うさぎさんの体の異変
体の異変については、さまざまありますが、ここでは、代表的な事例を挙げておきます。
①食欲不振
お腹の腸の動きが悪くなって、食欲があまりない場合があります。
食欲が落ちた場合は、改善しないようなら、すぐに動物病院へ連れて行ってあげて下さい。
②歯の問題
歯が原因で牧草を食べないケースも少なくありません。
本人は食べたいと思っているのに、口の中に違和感があったり、痛くて食べれないケースもあります。
この不正咬合は、治らない事が多いので、動物病院で定期的にメンテナンスが必要となります。
メンテナンスしてあげると、ムシャムシャ食べてくれる子もいますので、思い当たる方は、是非動物病院で診てもらいましょう。
3.食べる習慣がない
食べる習慣については、飼い主様の意識を変えて頂く必要があります。
成長過程で、飼い主様から牧草をもらっていなかったなんて事があると思います。
あげれば食べるのであれば、是非あげて下さい。
4.そもそもキライ
このパターンが一番大変かも知れません。
しかし、諦めるのはまだ早いです。
牧草にも色んな種類があります。
それらの中で、1つでも食べてくれる牧草があれば、改善の糸口を掴んだようなものです。
まず大切なのは、牧草を食べると言う事に慣れてもらう事!
慣れてきたら、そこから他の牧草へと食べられる幅を広げていきましょう。
『色々な牧草を試したけど、何も興味を示してくれませんでした。』という場合は、仕方ありません。
繊維質の高いペレットをあげて、少しでも歯が伸びるのを抑えながら、上手くやっていきましょう。
ペレットのオススメは、別の記事でご紹介します。
以上が『牧草をたくさん食べよう』でした。
うさぎさんの食について、今一度見直し、楽しいうさぎライフをお過ごし下さい。
それでは、、、
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