うさぎさんの歯について、どのくらい気をつけていらっしゃいますか?
うさぎさんにとって、歯はとても大切です。
人間の場合ですが、昔から「歯は万病の元」と良く言われています。
この言葉は、うさぎさんにも当てはまると思います。
普段から、歯に気を使ってあげる事で、防ぐ事が出来る病気もあります。
この機会に、是非気をつけて観てあげましょう。
【うさぎさんの歯の特徴】
ウサギの歯は,左右の上あごに切歯2,犬歯0,前臼歯3,後臼歯3,下あごに切歯1,犬歯0,前臼歯2,後臼歯3の合計28本がはえています。
切歯も臼歯も一生伸び続けます(常生歯)。
伸び続ける歯は常生歯と呼ばれ、1日に0.5mmくらい伸びるので、一生懸命すり減らして長さを保っています。
【不正咬合】
『原因』
・遺伝による歯並びのズレや顎の異常
・偏った食事
・噛み癖
などなど
『症状』
・食べ物を口に上手に運べない。
・食物を口から落とす。
・食事のスピードが落ちる。
・食欲不振
・食事内容の変化(柔らかい物だけを好む)
進行すると・・・
・伸びた歯が舌や口腔粘膜などを傷つけてしまい、よだれ、出血、流涙、口腔内の潰瘍や眼窩膿瘍などを起こすことがあります。
・食事を摂ることができなくなる。
・衰弱や体重減少
『治療』
動物病院へ行き、しっかり先生に観てもらいましょう。
伸びてしまったり、変な方向に生えている歯を、切ってもらいましょう。
『普段から出来る対策・予防』
・歯がうまく磨耗するような適切な食事を与える
・ペレットやおやつを控えめにして、繊維質の高い牧草類をメインにしましょう。
・ケージをかじる癖なども不正咬合の原因となることがあるので、ケージをかじらせない工夫をしましょう。
・良く観察して、食べづらそうにしていたら、放置せず動物病院で歯の様子を観てもらいましょう。
以上が歯についてでした。
一度不正咬合になってしまうと、繰り返しやすいので、定期的に歯切り、歯削りを動物病院でしてもらうことが必要となります。
また、不正咬合が色々な病気の引き金になる場合もあるので、上手く付き合っていく事が大切です。
まだ不正咬合になっていないならば、ならないように気をつけながら、楽しいうさぎライフをお過ごし下さい。
合言葉は、『うさぎさんは歯が命』。
それでは、、、
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